2月中旬にプロレスリングノアの選手が参加したプロレス版ワールドカップ南米トーナメントをG+で見た。ブラジル、ペルー、チリを一週間ほどで転戦するハードスケジュール。しかもマットやロープの違いは歴然、場外には薄いマットも無い。ブラジルではバーリツゥード、総合格闘技が主流だからなのか解らないが、試合会場に姿を見せた客はほんの僅か...チョッピリ悲しい。が、KENTA選手はグレイシーの道場を訪れる等してそれなりの成果が得られたようだ。ペルーではメインの試合が真夜中を越えると言う信じがたい展開ではあったが、KENTA選手VSマルビン選手の戦いは見なれた日本での試合以上に激しいモノだったように思う。決勝戦のチリではかなりの客が入っていて安堵。KENTA選手とスペル・クレイジー選手の決勝戦もタフでハードな戦い模様だった。出来れば日本人選手にノア所属以外の選手を増やしたりしてこれからも続けて欲しいモノだ。
しかしながらノアの試合を放送しているG+が今年に入ってアメリカのエキサイティングプロレスTNAを週イチで放送するようになって、この3月から月2回放送されていたノアの完全中継プロレスNOAH スペシャルが1回に減った。週イチのNOAH di コロッセオは続いていて3月の1回分が南米トーナメントを放送したが、ノアの魅力を伝えるにはいささかスケールダウンは否めない。ノアの弱体化が原因なのか...それはわからないが、WWEのほぼ完全コピーのようなTNAプロレスを放送して何が得られるというのだろうか。確かに団体としてはWWEに次ぐ規模を誇ってはいる。しかし多くの選手がロートルでWWEに比べればはるかにグレードは落ちる。正直見ていてもつまらない。こんな団体に金を払うくらいなら、ノアやダイヤモンドリングを放送した方が日本のプロレス界の為になると思うのだが....