DDT両国大会をサムライTVで見た。武藤WRESTLEー1がしゃかりきになって国技館大会を開いても思ったほど人数を集められなかったがDDTは2年連続で満員の盛況ぶり。この差は何だろうと思って見ていたらDDTはファミリーの様だと感じたことだった。馬鹿馬鹿しくも面白く、厳しく激しい一面も持ち合わせ、異端児もいるのだが何故か皆が一つにまとまっている。それは高木三四郎という親父が子どもたちである他のレスラーたちを信じて自らは一歩引き、適材適所、実に上手い使い方をしている。奇想天外、奇妙奇天烈なる試合も含めてバラエティに富んだ構成は希代のプロデューサーだ。
新日本G-1を欠場し、この復帰戦に臨んだ飯伏選手の激しい試合、僅か19歳で天才、棚橋弘至選手に挑んだ竹下幸之介選手、ハラシマ、小高、ケニーの三選手による無差別級選手権も実に面白くて良い試合だった。高木社長とデスマッチの帝王、葛西選手に鈴木みのる選手の絡んだ試合は国技館の内外を所狭しと走り回ると言うむちゃくちゃぶりが爽快だった。埼玉アリーナ大会は一体どうなるか?楽しみだ。