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2013年 06月 15日
昨日の午前中まで降っていた雨が止み、お昼頃近所を少しだけ散歩したが、今朝は6時頃から50分ほど散歩した。実に蒸し暑い。サザエさんの文庫本全冊と、いじわるばあさん...
いじわる...第一巻はどこかにあるはずだが... 今日届いた本...良くも悪くも業界を騒がせている全日本プロレスと白石社長へのロングインタビューを中心に常につきまとっている八百長の話題がメイン... アメリカいや世界最大のプロレス団体と称されるWWEは自身の団体を決してプロレスとは呼ばない。確かにベースはマクマホン・シニアが確立したWWWF→WWFが原型で今も同様の戦い模様が繰り広げられているのだが、あくまでも彼等はスポーツエンターティンメントだと名乗っている。そうしなければメディア規制の厳しいアメリカで子供からお年寄りまでテレビで観る事が出来ない環境になり得たからだという。その甲斐あってフィギアから映画まで世界的に影響を及ぼしているのも確かだと思う。 では実際リングの中はどうなのかというと、やっている事は他の団体のプロレスと大差ない。あるとすれば、プロレスラーのキャラクターがらみで大きなストーリーが年間のイヴェントと共に展開していく事ぐらいか...それは即ち全ての試合が「ケツ決め」がされている...勝敗が最初から決められていると言う事になるのだが、ファンはそれを八百長だと思っているのだろうか。決してそんな事は無い。全日本プロレスの社長に就任した白石氏はガチンコプロレスを標榜するが、只単に勝敗を決する試合が全て面白い試合になると思っているのだろうか?それは間違っているとしか言いようが無い。 勿論、最初からどちらが勝つか決まっているからと言って手を抜いた試合をしていればすぐに解るのでその選手は結局自分で自分の首を絞める事になっていくのは自明の理。白石氏が言うロストポイント制を導入して...云々はUWF系やパンクラス等で実践されてきた事ではあるし自分もそれらの試合は大概見ている。しかし今も大盛況を続けているのか?といえば、そんな事は無い訳で、勿論選手達は毎日必死に練習に明け暮れている。だが、それに見合うだけの収入が得られているかと言えば、そんな事も無い。例えどんなに面白い真剣勝負のコンテンツがあったとしても、興業と言う事を考えれば客が入ってこそ成り立つのであって、そうしたマッチよりもまだプロレス会場に足を運んでいる人の方が多いのが現実。ボクシングだってビッグマッチ以外集客はままならない状況だ。それは選手の所為でも何でも無い、ガチンコだったら客が入るとか、そうでは無い時代になってしまっているからだ。白石氏の言っている事はここまでの時代の流れに逆行しているように思えてならない。 そう言う意味合いでもプロレスリング・ノアの選手達の戦いには燃えるモノが有る。勿論一部選手には息抜き的な面白おかしい試合展開をする選手もいる...しかしこれは絶対に必要不可欠なシステムなのだ。物語に起承転結があるようにプロレスの一日の試合にもそのようなリズムがあってしかるべきなのだ。それをも認めないというのであれば即刻業界から出て行った方が良いと思う。 確かに武藤商店をカンパニー化する必要があるのは間違っていないと思うしマッチメークの合議制も悪いとは思えない。しかしBURNING参戦以来、全日本の空気は変わりつつあったにも拘わらず水を差した感じが否めない。もう少し上手くコントロールできなかったものか...新米のキャプテンが操縦するボーイング787に乗せられている気がしてしまう。かつて馬場派か猪木派かと分断された時代があった。自分は両方ともずっと観ていたし、国際プロレスも女子プロレスも観てきた...が、どちらかと言えば馬場派に属するのかと思う。その流れをくむプロレスリング・ノアは色々問題があったし弱体化もしているがKENTA選手や杉浦選手がいる限りは応援し続けるだろう。全日本にしても新日本にしてもドラゴンゲートにしてもそれぞれ素晴らしい選手がいるので全プロレス団体を応援するのだが、ケツ決めなんか関係ない戦い模様を見せてくれさえすればファンは満足なんだ。そんな言わなくても良い事を言うから白石という野郎はゲスに成り下がるのだと自覚して貰いたい。 自分は相撲からUFCに至るまで様々な格闘技を観るが中でもプロレスは一番の好物である。だからこれ以上悪い方向にかき回さないで欲しいと切に願う... そう言えば先日コメントした元WWEのKAZUMA SAKAMOTO選手がZERO1「火祭り 2013」に出場する事が決定したようだ。果たしてどんな戦いぶりを見せてくれるのか楽しみだ。
by 1911works
| 2013-06-15 18:00
| まんが・コレクション
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